【報 告】2017年度近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度・共通企画 シンポジウム「災害時におけるコミュニティラジオの役割」 熊本震災での教訓を踏まえて ~確かな情報を伝えるために~。


【報 告】2017年度近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度・共通企画
    シンポジウム「災害時におけるコミュニティラジオの役割」
    熊本震災での教訓を踏まえて ~確かな情報を伝えるために~

2018年2月13日

 1月28日(日)、ひと・まち交流館京都において、NPOパートナーシップ制度企画のシンポジウムを開催し、関西のコミュニティ放送局、NPO、 生協、行政などから約85名が集いました。
 昨年9月に同制度による「熊本震災/コミュニティFM訪問ツアー」を実施しましたが、その際に視察した「熊本シティエフエム」の営業部長さん をお招きし、2016年4月の震災時のラジオ局の対応について基調講演を受けました。引き続きのパネルディスカッションでは、「災害時のコミュニ ティラジオの役割」をテーマに議論を行いました。
 本シンポジウムを通して、災害時だけではない、平時からの地域づくりに、コミュニティ放送局が果たす大きな役割があることを再確認しました。



会場風景 




基調講演/長生 修さん(熊本シティエフエム・営業部長)


長生 修さん(熊本シティエフエム・営業部長)
 2016年4月の熊本地震は、熊本シティエフエムが20周年を迎えた直後の災害でした。 長生さんは、「それまでの市民(校区単位)とのコミュニケーションによる信頼関係が災害時に生かされた」とし、 具体的には、避難所となった小学校の校歌や、メールやFAXで届く市民の双方向の情報、電話リクエストでの音楽などが、 被災者のメッセージとともに流したことなどのエピソードを紹介されました。 そして、「避難所や車中で不安が高まる中、被災者はラジオの電波を通して励まし合い支え合って乗り越えてきた」との当時の様子も語られました。
 また、メディアとして新聞・テレビ・ラジオ、情報伝達としてのSNSといった、災害時に果たす役割はそれぞれありますが、 今回の講演を通して、コミュニティ放送が安心安全な地域づくりとしての役割を持っていることや、具体的な取組みを知る機会となりました。 放送局の関係者はもとより、その他の参加者にとっても、とても勉強・参考になる講演でした。



パネルディスカッション「災害時におけるコミュニティラジオの役割」


 現状の放送法・電波法の課題なども含めて、これからのまちづくりや市民活動や防災・減災活動における情報のプラットホームとしての  放送局の役割などについて議論を行いました。




左から、深尾 昌峰さん、長生 修さん


宇和 千夏さん


森田 純史さん


太田 航平さん



     コーディネーター:
              深尾 昌峰さん(NPO法人 京都コミュニティ放送・理事)
     コメンテーター:
              長生  修さん(株式会社 熊本シティエフエム・営業部長)
     パネリスト:
              宇和 千夏さん(NPO法人 エフエム和歌山・パーソナリティー)
              森田 純史さん(株式会社 エフエム滋賀・アナウンサー)
              太田 航平さん(株式会社 京都三条ラジオカフェ・代表取締役)


《シンポジウムの様子》




中川 直子さん


浦田室長


中須上席専任役


平尾 剛之さん



     司会:
              中川 直子さん(ならどっとエフエム・代表)
     開会挨拶:
              浦田室長(当金庫地域共生推進室)
     「近畿ろうきんNPOパートナシップ制度」説明:
              中須上席専任役(当金庫地域共生推進室)
     閉会挨拶:
              平尾 剛之さん(きょうとNPOセンター常務理事)


=当日資料=
 ※ 基調講演レジュメ
 ※ 「2017年度近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度」説明資料



《 参加者の感想 》  ※アンケートより抜粋

  • ◎ 災害現場ならではの、当時のリアルな状況が伝わった。
  • ◎ 長生さんのお話しの中から、苦労と成果を直接聞けたのは良かった。
  • ◎ ラジオの役割が、「防災」と「市民参加」であることが理解できた。
  • ◎ ラジオが災害時だけでなく、地域づくりの役割を持っていることが良く分かった。
  • ◎ 地域がメディアを持つ意味やインパクト、可能性を深めていきたいと思った。
  • ◎ ラジオから発信した人が、如何にまちに存在し多様なのか、ソーシャルキャピタルとして、ま
       ちを強くすることを再確認した。
  • ◎ 講演の中で「ラジオは報道機関ではない」という言葉は、ハッとさせられた。
  • ◎ ラジオとは、メディアとは、ということを考える一場面になった。こういうシンポジウムでの勉
       強の必要性を強く感じる。
  • ◎「人とのつながり」について考えさせられるシンポジウムだった。
  • ◎ 普段からメディアと市民活動のつながりが深くなれば良いと思った。
  • ◎ 熊本地震の悲しみにのみに依った話にならず、基礎をしっかり作っていく「コミュニティの
       力」「マネジメント力」というものの大切さを学べた。




  • 共  催 :
             きょうとNPOセンター、近畿ろうきん地域共生推進室

  • 企画運営:
             しがNPOセンター、奈良NPOセンター、
             大阪ボランティア協会、わかやまNPOセンター、シンフォニー、
             コミュニティー・サポートセンター神戸、滋賀県労福協

  • 協  力 :
             株式会社 エフエム滋賀、株式会社 奈良シティエフエムコミュニケーションズ、
             社会福祉法人 祥水園 (FM五条)、一般社団法人 有本積善社 (FMまいづる)、
             株式会社 京都リビングエフエム、株式会社 エフエムもりぐち、さくらFM 株式会社
             、NPO法人 エフエム和歌山、BANBANネットワークス 株式会社、
             NPO法人 エフエムわいわい、NPO法人 京都コミュニティ放送(京都三条ラジオカ
             フェ)

  • 後  援 :
             京都府、京都市災害ボランティアセンター、災害時連携NPOネットワーク、
             京都新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社京都支局・読売新聞社

     ※ 近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度とは こちら

以 上