近畿ろうきんNPOアワード2015年度の受賞団体をご紹介します。近畿ろうきんでは、お引出し手数料全額還元サービスを実施中です。


近畿ろうきんのNPOアワード 2015年度

2015年度の受賞団体

2015年度は「子育て支援」をテーマに募集し、72件もの応募をいただきました。
応募の中から、受賞団体(13団体)をご紹介いたします。

はばたきコース 大賞 | 優秀賞 | 奨励賞 |
はぐくみコース はぐくみ賞

はばたきコース

大賞1団体

特定非営利活動法人 CASN(滋賀)

「晴嵐みんなの食堂」

 元親子劇場の事務局や保育園の園長先生、子ども会の役員、学童保育の指導員などが集まり、子どもたちが輝いて過ごせる地域社会を実現することを目的とする団体です。
 受賞事業は、子どもの貧困対策として実施している「トワイライトステイ」と「みんなの食堂」を拡充し、一緒に宿題をして遊んで、夕食を食べる子は一緒に夕食を作って“食卓を囲んで食べる”場を作り、 そのことを通して、子どもの育ちと見守るさまざまな人々のつながりを地域の中でつくっていこうとする事業です。
 定着すれば、地域の銭湯に行ってのお泊り会の企画や、商店街の夏祭りなどに出店するなど、子どもたちが主体的に動いて実現できる企画も考えたいとしています。運営は「みんなの食堂」実行委員会で、 地域の自治会や民生・児童委員、健康推進委員、商店街振興組合、社協、大学生、社会福祉士事務所、NPO法人CASNなどが主体。担い手の多くが高齢化している中、事業を通して、親の世代につなぎ、 次の担い手を育む可能性や、地域活性化と住み心地の良い場所にしていく可能性を生み出していく効果を狙っています。

はばたきコース 大賞 | 優秀賞 | 奨励賞 |
はぐくみコース はぐくみ賞

優秀賞2団体

西淀川インターナショナルコミュニティー(大阪)

「外国人コミュニティーによる外国にルーツをもつ子どもの見守りおよび学習支援事業」

 大阪市西淀川区で子育てをするフィリピン、ペルー、ブラジル等の外国人保護者による自助コミュニティーとして2015年9月に結成されたボランティア団体です。
 西淀川区に住む外国人の親を持つ子どもたちは、「貧困」「低学力」「夜間ひとりで過ごす」などの課題を抱え、乳幼児を持つ世帯は57組中23組となっています。受賞事業は、その子どもたちを見守り、 多文化共生センター大阪と連携し、日本語力および基礎学力の向上を長期にわたり継続してサポートすることを内容としています。具体的には、①学習や家庭環境に課題のある10名を対象とした学習支援教室の 開催(週1回・年間48回実施、ニュースレター年3回発行、学習発表会年1回実施)、②教室の継続運営に向けた寄付制度の構築とチャリティーパーティーの開催、③区役所・学校・地域との定期連絡会の 開催(年4回)を行っていきます。

特定非営利活動法人 フォロ(大阪)

「すべての子どもを受けとめる協働セーフティネット始動プロジェクト」

 どんな立場の子ども・若者でも、比較や評価されない“居場所”づくりが必要」と、保護者たちを中心に10数人が発起人になって設立し、フリースクール事業からスタートした団体です。
 子どもを取り巻く社会状況の悪化の中で子どもの貧困率は約17%となり、その家族の孤立化が進んでおり、子どもの応援活動を続けるには、現場スタッフがこれまで以上に多層的に各方面と有効につながることが必要です。 そのような中、受賞事業では、スタッフや団体間で活動情報の交換をはじめ、ともに学びつつ、各々の専門性や特徴を社会に有効に還元できる仕組みとして、①スタッフの合同研修(3回)、②現場見学ツアー(5回)、 一般市民も参加できる公開研修会(1回)を実施していきます。

はばたきコース 大賞 | 優秀賞 | 奨励賞 |
はぐくみコース はぐくみ賞

奨励賞5団体

特定非営利活動法人 オルタナティブビレッジ(兵庫)

「里を育みながら人を育む里育プログラム」

 既存の学校教育や行き詰った社会に疑問を感じる30代の子育て世代が集い、環境活動や自然体験などの教育活動、食や農に関わる事業を通して、地域間のネットワークづくり、 循環型社会の形成や環境保全に寄与することを目的としている団体です。
 昨今、無縁社会や核家族化、シングルマザーの増加などによるコミュニティーの希薄化が、母親の子育てに負荷をかけています。そのような中、受賞事業は、自然豊かな里山や古民家を交流拠点とすることで、 老若男女が関わることができる緩やかな子育てコミュニティーづくりに取り組む内容です。具体的には、①神戸の都心から約30分(淡河町)の古民家を活用した、都市の親子を対象とした農業・里山体験、 ②働いているママを対象とした「食と職×子育て」をテーマとしたワーキング(シェアオフィス)や里山サロン、③不登校生などを受け入れるカウンセリングや農業体験などを導入しながらの里山セラピー、 地域の祭りイベントなどを実施していきます。

特定非営利活動法人 子どもデザイン教室(大阪)

「子どもデザイン教室」

 児童養護施設の子どもたちが、自由な雰囲気の中で遊びながら、自らの将来を企画設計(デザイン)する力を養い、自立できる力を付けることを目的に活動している団体です。
 受賞事業は、児童養護施設の子どもたちの造形活動をすることにより、自由に想像する力や諦めずに努力する心を育て、自己肯定感を育み、更にコンピューター技能を学ぶことで、卒所後の自立を幼少期から 計画的に準備すること、また、一般の子どもとの少人数での交流は、互いに多様性を理解しあい、心の居場所づくりにつなげることを狙いとしています。具体的には、①自分のキャラクターをデザインしよう (客観的に見つめる力と自己肯定感を高める)、②陶器粘土でピンバッジを作ろう(ものづくりの達成感と愛着あるものづくり)、③お菓子と菓子袋をデザインしよう(誰かに食べてもらうことを意識し、 思いやりの心と創意工夫を学ぶ)、を実施していきます。

特定非営利活動法人 さんまクラブ(滋賀)

「土曜さんまクラブ」

 甲賀市の若者3名が読書会の中で現代社会の“生きづらさ”を学習する中で、大人や子供の社会から「居場所」(さんま=時間・空間・仲間)が奪われていることに気づき、 子育て支援事業を中心に、地域にその「居場所」を創造、提供し、インクルーシブ(内包的)社会の実現への寄与を目的に活動している団体です。
 受賞事業は、思いきり身体を使って遊べる「空間」、のびのびとやりたいことに取り組む「時間」、共に考え・遊び・学びあう「仲間」の3つの間を提供する活動です。具体的には、小学1~6年生まで 幅広く対象とし、ものづくりや科学実験、料理などのプログラムを提供し、「なぜそうなるの?」を一緒に考えることを重視する内容です。これまで実施してきた「土曜さんまクラブ」をより充実させ、 平均して20名から25名の参加をめざしていきます。

特定非営利活動法人 保育ネットワーク・ミルク(兵庫)

「親子でつくる、親子でつなぐ、みんなの居場所 ~ミルサポひろば~」

 三田市のニュータウン開発による人口急増の中、子育て支援のニーズが高まる中、保育士や幼稚園教論の資格を持った11名が中心となり、「母乳にはなれないけれど、 頼りになる粉ミルク」をコンセプトに活動を行っている団体です。
 受賞事業は、子育て講話や親子交流会の中で、「子育て中でもできること、やりたいことをミルクと共に!」「お互い様の関係を形に!」と今回で第3期となり、当団体の保育ルームを中心に「ミルサポ広場」 (親子で楽しむ環境づくり)を内容としています。具体的には、第1期・第2期のメンバーが中心となってプログラムを企画し、ミルクスタッフ(保育士)が協力しながら、①親子あそび、②ママ講座、③一時保育体験、 ④鑑賞会(日本舞踏など)を実施していきます。

特定非営利活動法人 やんちゃまファミリーwith(大阪)

「地域全体で~子どもの孤独・貧困問題を救う居場所づくりプロジェクト」

 虐待を受けている子どもの事件をきっかけに「孤立しないで皆で子育てしよう。一緒に考えよう」と、松原市を中心に子育てサークルを設立し、子育て・親育ちの支援、地域住民の助け合い、 人とのつながりが生まれる“場”の提供、子どもたちが安心・安全の地域づくりを目的とする団体です。
 受賞事業は、孤食や孤立する子ども、生活困窮者の親子、社会的・心理的・経済的に弱者である子どもを支援する「居場所」づくりを行う内容です。具体的には、月1回、「子ども食堂」(利用者は10名を予定)を開催し、 行政や社会福祉団体、ボランティア、地域の方々が一緒に取り組む中で、子どもを取り巻く環境、その背景にある問題等を真剣に考えていきます。また、先進的な「子ども食堂」のスタッフを講師として招くなど、 研修の実施も予定し、今後の松原市のモデル事業として継続できるよう、「子どもの居場所」づくりの輪を広げ、市内各地で展開していきます。

はばたきコース 大賞 | 優秀賞 | 奨励賞 |
はぐくみコース はぐくみ賞

はぐくみコース

はぐくみ賞5団体

子どもの生活支援ネットワーク こ・はうす(和歌山)

「地域の子どもたちを地域で支えるためのボランティア養成研修」

 ファミリーサポートセンター相談委員、つどいの広場事業スタッフ、障がい者の生活支援ワーカー、大学教員が集まり、子育て世帯の実態について交流する中で、学習と生活を一体的に 支援する事業の必要性を感じ、経済的事情や親の病気・長時間労働等により、支援を必要としている小中学生を対象に、毎週木曜日に和歌山市内の民家にて「無料学習支援とみんなでごはんの会」事業を行っている団体です。
 地域の小中学生を対象とした無料学習支援と夕食提供事業の利用希望の増加にともない、活動日と場所の拡大が課題となっています。受賞事業では、市民・学生を対象に子どもの貧困問題や子ども支援のあり方について 学ぶ機会を設けることで、理解を深めるとともにボランティアの養成を行っていきます。

特定非営利活動法人 小児救急医療サポートネットワーク(大阪)

「小児診療機関の電話対応研修事業 ~家庭力育成は、声を聴くことから始めよう~」

 大阪府小児救急電話相談が開設され、連日夜間12時間の電話相談を続ける中で、家庭における養育力の低下から、子どもが軽症でも夜間救急を受診する例が増えています。 そのような中、保護者の自立と啓発の重要性を踏まえ、単なる電話相談だけでは、子育て支援の考え方を反映させた保護者への幅広い啓発活動は難しいことから、医療関係の相談員を会員として活動を行っている団体です。
 子育て経験の乏しさ等から、子どもが病気の際に受診の判断や家庭での過ごし方に戸惑う保護者が多い中、電話相談員による安易な受診勧奨傾向があり、親の養育力を損なう原因にもなっています。また、医療機関側も 電話対応を苦手とする看護師や事務職が多い状況もあります。受賞事業では、小児科の子育て支援としての医療関係者への電話対応研修を展開していきます。

特定非営利活動法人 しんぐるふれんず(大阪)

「ひとり親家庭とステップファミリーの交流BBQイベント」

 多くのひとり親家庭は、日々の生活の中で収入と家計の悩み、住居・教育・しつけ・食事・栄養についての悩みや不安等を抱えており、かつ、有効な情報収集手段を有しているとは限りません。 同じような境遇にある仲間が、経験と共感をもって寄り添い、交流と学習を通じ、子どもたちの教育・育成を支援することを目的に活動している団体です。
 「ステップファミリー(子連れ再婚家庭)」は「ひとり親」とは違った視点から、「ひとり親家庭」の悩みに示唆を与えることができます。受賞事業では、年3回のイベントを通じて、「ひとり親家庭」と「ステップファミリー」の 交流の中から、ひとり親家庭の子育てでの孤独感をなくし、子どもたち相互の交流を図っていきます。

スノーキャンパス(奈良)

「今までとちょっと違う絵本の読み方・楽しみ方」

 橿原市を中心とした障がいを持つ子どもの保護者が、障がいを持つ子どもとその兄弟を対象とした遊び場づくりを目的に、主に、①おもちゃ図書館ゆめロケットの開催、②えほんの広場の開催、 ③保護者勉強会(制度のこと、発達障がい児の育て方など)を行っているボランティアグループです。
 一般的な絵本の「読み聞かせ」では、障がいを持つ子どもの多くは集中することも、じっとすることも苦手だと言われています。受賞事業では、ダンボール製面展台に絵本を並べ、子どもたちが選びやすい環境を整えた 「絵本の広場」を設け、読みたい絵本を手に取り、読み合う「広場読み」を実践できる人材を育成し、障がいのある子もない子も、絵本を通して共に楽しめる機会を増やしていきます。

さくらい読書会「子ども読未知」(奈良)

「子ども読未知『おじいちゃん きいてよ プロジェクト』」

 桜井市の子育て世代の母親を中心に、本を通して子どもと大人のつながりを築くことを目的に、読み聞かせを行っているボランティア団体です。主に「絵本と音楽のコラボレーションコンサート」や、 桜井市内小学校で「平和学習」の読み聞かせを実施しています。
 受賞事業では、夏休み期間中、一般公募の小学生が事前に絵本の読み方を練習し、高齢者施設のおじいちゃんおばあちゃんに読み聞かせに出向き、小学生のボランティア体験と夏休みの思い出づくり、多世代交流を行っていきます。 子どもたちは、おじいちゃんおばあちゃんに喜ばれること、必要とされることを通し、ボランティアの意味を知ることができます。

選考結果報告書