生協との連携強化は、当金庫・生協事業相互の事業基盤拡充に向けた重要な課題であり、協同組合運動を進める生協の皆さまとさまざまな取組みを進めています。

事業連携の提案と利用促進

当金庫の資金・金融サービスの生協事業への活用促進をめざし、各府県の生協連合会の協力を得ながら、地域購買生協・医療福祉生協・高齢者生協等への利用提案を進めています。各生協との接点を広げることにより、7件の事業融資(2023年3月末)のご利用をいただいています。
「緊急災害対策等相互支援に係る基本協定」を2013年11月に市民生活協同組合ならコープと、また、2018年7月に滋賀県生活協同組合連合会と締結しましたが、今後、他の生協や府県生協連との協定締結を通して、大規模自然災害への備えを協同組合間協同の立場より進めていきます。

生協組合員のろうきん利用

当金庫の営業エリア内で事業を行う30の地域購買生協、学校生協、共済生協、および医療福祉生協と、生協組合員の当金庫利用について確認を行い、生協を通じて生協組合員向け情報紙〈ろうきん知っ得情報「こもんず」〉の配布を進めています。紙面では当金庫の各種ご案内を行うとともに、「教えて! 暮らしのアドバイス(NPO法人消費者支援機構関西:KC’s企画・監修)」のコーナーを設置し、消費者被害防止の取組みとして、事例や解決方法を掲載しています。
また、当金庫ホームページの「生協組合員コーナー」や、融資のWEB申込み制度の充実等により、より多くの生協組合員の皆さまにご利用いただけるよう取り組んでいます。

府県の生協連等との連携促進

各府県の生協連との協働等を通して、一層の協同組合間連携の強化に向けた取組みを進めました。
兵庫県生活協同組合連合会や近畿地区生協府県連協議会への参画のほか、大阪府生活協同組合連合会と連携して2020年7月に設立した「大阪府協同組合・非営利協同セクター連絡協議会」(愛称:OCoNoMiおおさか)に参画し、協同組合・NPOとの連携取組みを進めました。

生協との協同連携・地域貢献等の取組み

生協との協同連携の強化により、相互の認知度を高めるため、以下の取組みを実施しました。

①2022年4月~2023年3月、生協が買物困難者対策として実施する移動販売車への広告協力(ならコープ)。

②2022年4月、兵庫県生活協同組合連合会の理事会へ理事として参加。

③2022年6月、公益財団法人コープともしびボランティア振興財団の評議会へ評議委員として参加。

④2022年6月、兵庫県生活協同組合連合会の理事会へ理事として参加。

⑤2022年7月、2022年国際協同組合デー記念講演会を大阪府協同組合・非営利協同セクター連絡協議会の主催で開催。

⑥2022年8月、「びわ湖まるっと親子セミナー」に、滋賀県生活協同組合連合会が後援。

⑦2022年8月、兵庫県生活協同組合連合会の理事会へ理事として参加。

⑧2022年8月~9月、オンラインセミナー「若者と難民について考える」に、コープこうべが後援。

⑨2022年10月、「鉄道の津波被害ゼロをめざして~キテツで学ぶ鉄道の防災~」に、和歌山県生活協同組合連合会が後援。

⑩2022年10月、兵庫県生活協同組合連合会の理事会へ理事として参加。

⑪2022年10月~2023年1月、関西大学寄附講座を大阪府協同組合・非営利協同セクター連絡協議会の主催で実施。

⑫2022年11月、セミナー「女性に対する暴力をなくすために、男性とともに取り組む」に、大阪府生活協同組合連合会ジェンダーフォーラム協議会が後援。

⑬2023年2月、兵庫県生活協同組合連合会の理事会へ理事として参加。

⑭2023年2月、ワン・ワールド・フェスティバルに、大阪府協同組合・非営利協同セクター連絡協議会の主催で、セミナー「SDGs×新たな働き方と地域づくり」を出展。

⑮2023年2月、公益財団法人コープともしびボランティア振興財団の助成金審査委員会へ審査委員として参加。