2000年度より開始した「近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度」(以下「本制度」)がめざすものは、NPOのネットワークと労働者自主福祉運動の協働・連携により、変化する勤労者を取り巻く社会課題への取組みに広がりと厚みを持たせることです。
今日、大規模な災害の脅威や格差の拡大による貧困の問題などが、私たち勤労者のくらしに陰を落としており、あらためて「支え合い・助け合いの仕組みづくり」が大切になっています。これまでの「本制度」が培ってきた成果の上に“顔の見える関係”を構築し、支援の仕組みを社会に打ち出していくことが求められています。
2018年度は、SDGsのスローガンである「誰一人取り残さない」社会づくりを念頭に置き、社会的弱者の“居場所づくり”や“支え合いのネットワークづくり”、「防災・減災」(災害に強いまちづくり)の継続的な営みを「本制度」がバックヤードとして支え、社会的により大きな支援活動にしていくことをめざします。

1.近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度のしくみ

支援プロジェクト 「防災・減災」(災害に強いまちづくり)への支援活動 近畿圏のNPO支援センター(企画・運営・実施) 個別・専門のNPO法人 「近畿ろうきん NPOパートナーシップ制度」

2.近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度の概要

組み立て NPO支援センターが企画・運営・実施する支援プロジェクトに対して、近畿ろうきんが共催として実施するもの。
支援プロジェクトとは 近畿圏のNPO支援センターが2018年6月~2019年3月に実施する、社会的弱者の“居場所づくり”や“支え合いのネットワークづくり”に向けた、セミナー、シンポジウムなどの取組み。
支援プロジェクトの内容
  1. 社会的弱者の“居場所づくり”や“支え合いのネットワークづくり”に関するワークショップ・セミナー
  2. 社会的弱者の“居場所づくり”や“支え合いのネットワークづくり”をテーマとしたシンポジウム
  3. 社会的弱者の“居場所づくり”や“支え合いのネットワークづくり”をテーマとした調査・研究
  4. ほか必要な事項

NPO支援機関によって、実施する内容は異なる。

支援プロジェクトが関係するSDGsの項目

支援プロジェクトの取組みが関係する目標は、SDGsの17の目標のうち、主に以下のものとなります。

1.貧困をなくそう 4.質の高い教育をみんなに 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 17.パートナーシップで目標を達成しよう

3.NPO支援センター

滋賀県 しがNPOセンター

〒523-0893
近江八幡市桜宮町207-3 K&Sビル3F
0748-34-30330748-34-3033

奈良県 奈良NPOセンター

〒630-8223
奈良市角振新屋町8 ASACOMビル3F
0742-20-50270742-20-5027

京都府 きょうとNPOセンター

〒600-8492
京都市下京区四条通新町東入ル月鉾町52番地
イヌイ四条ビル3F flag四条
075-744-0944075-744-0944

大阪府 大阪ボランティア協会

〒540-0012
大阪市中央区谷町2丁目2-20 2F
市民活動スクエア「CANVAS谷町」
06-6809-490106-6809-4901

和歌山県 わかやまNPOセンター

〒640-8331
和歌山市美園町5-6-12
073-424-2223073-424-2223

兵庫県 シンフォニー

〒660-0861
尼崎市御園町5 尼崎土井ビルディング2F
06-6412-802506-6412-8025

兵庫県 コミュニティ・サポートセンター神戸

〒658-0052
神戸市東灘区住吉東町5-2-2
ビュータワー住吉館104
078-841-0310078-841-0310

近畿ろうきん事務局/地域共生推進室

〒550-8538 大阪市西区江戸堀1-12-1
Tel : 06-6449-084206-6449-0842、Fax : 06-6449-1414
ホームページ : https://www.rokin.or.jp/

NPO支援センターとの連携による“支援プロジェクト”の事例

~こんな活動を実施しました!~

熊本地震の教訓と課題を知ることを目的に、「コミュニティFM等訪問ツアー」を内容として実施しました。(近畿のコミュニティFM局と事務局スタッフを含めて総勢21名が参加)
メディアはどう対応したのか、その中でも地域のコミュニティ放送局にフォーカスし、災害時の情報伝達の重要性とその役割、平時から市民や市民活動とのつながりなどを学び、近畿での防災・減災につなげる機会としました。(2017年度 共通企画)

避難所運営の行政施策、運営支援の実践についての事例を学び、クロスロード形式でシミュレーションを実施。地域の避難所運営の実践とその支援のあり方、地域の避難所運営に関わる課題をワークショップにて学習した。(2016年度 おおさか災害支援ネットワーク企画)

2016~2017年度近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度
(熊本地震・被災地復興支援・視察等の取組みについて)

2016年4月の熊本地震発災後の被災地復興支援・視察等の取組みとして、「被災地ボランティア活動&視察ツアー」「熊本地震シンポジウム」(以上、2016年度)、「熊本コミュニティFM等訪問ツアー」「京都三条ラジオカフェ「KYOTO HAPPY NPO」公開収録番組」「シンポジウム/災害時におけるコミュニティラジオの役割~被災者へ情報は届いたか~」(以上2017年度)をNPO支援センター全体で実施し、災害への備えもあわせてテーマとしました。

各府県においても防災関係のセミナーやフォーラム、災害支援ネットワークづくりに向けた事業など、関西でのさまざまな団体の連携強化の促進に向けたサポートを行いました。これらの取組みについては、マスコミで報道されるなど(朝日新聞・京都新聞・神戸新聞/2016年度、毎日新聞・京都新聞・ニッキン/2017年度)、社会的なアナウンスにもつながりました。

2016年度近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度
2017年度近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度

2011~2015年度近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度
(東日本大震災・被災地復興支援の取組みについて)

当金庫の「NPOパートナーシップ制度」で取り組んだ東日本大震災・被災地復興支援活動は、各地域のNPO支援センターが各々展開する被災地支援の取り組み(支援プロジェクト)と、各NPO支援センターが連携し、協働にて進める広域での共通企画での取り組みとして、さまざまに展開しました。

各地域のNPO支援センターの取り組みとしては、以下のプログラムを実施しました。

具体的には、ボランティア・バスの運行、セミナーやシンポジウム、チャリティーコンサート、防災フレームワーク研究会、災害ボランティア体験、支援者支援ワークショップ、被災者の子どもたちの保養キャンプ、市民コーラスへの避難者の参加、避難者交流会・相談会、紀伊半島の被災地の道普請、東北の被災地支援などの復興支援、そして、防災をテーマにした研究会や、災害支援ネットワークづくりなどの地域のおける災害予防・対策にも裾野を広げて取り組みました。

また、共通企画・関連企画では、以下の取り組みを実施しました。

2011年度は、気仙沼への“ボランティア・バス”運行、震災3ヶ月を振り返る“フォーラム”、避難家族の応援のための“ひらかたパーク企画”と“東映太秦映画村企画”、一年間の支援活動を振り返る“フォーラム”、震災テーマの“市民映画祭”、湯浅誠氏を招いたシンポなどを実施しました。

2012年度はJCN企画に協力した“広域避難者支援ミーティングin近畿”、USJ労組の協力を得ながら避難家族の就労支援・法律相談を行った“USJ企画”、2府4県の避難者当事者団体のテーブルとしての“避難者団体・グループの集い”、避難者が安心できる「避難者支援法」の具体施策を求めた“東日本大震災・復興支援市民活動フォーラム”、支援活動パネル展示や就労支援窓口を設置した“3.11 from KANSAI”など、多彩な事業が展開されました。

2013年度は、地域の環境イベント“菜の花エコフェスタ2013”での復興支援ブース、“就労相談の派遣事業”、“東日本大震災 支援団体の相談力UP講座”、“シンポジウム『東北の「今」と「未来」のために、関西からできること』”などに取り組みました。

2014年度は、阪神・淡路大震災20周年企画“災害支援に活かすNPOの力~いざという時の見える関係づくり”、“3.11 from KANSAI 2015”などを実施しました。

2015年度は、被災地家族応援プロジェクト、防災フレームワーク研究会、災害支援市民ネットワークの設立、避難者支援団体への運営相談、避難者交流会、イベントでの復興支援ブース、などが取り組まれました。

個別のNPO支援センターだけでは困難な取り組みも、広域連携で実現できた成果は大きなものがありました。特に2012年度において、企業・行政(国・自治体)からも評価を受け、国交省の「地域づくり事業」に採択されたことで、さまざまな展開を図ることが出来たことは、その一例です。

東日本大震災からの約5年間、「NPOパートナーシップ制度」を通したさまざまな事業により、東北の現状を伝え、東北の復興支援・避難者支援に取り組んできました。これらの取り組みは東北の被災者の方々、関西への避難者の方々を支援し、勇気づけてきました。また、今や日本国内のどこででも起こりうる地震・豪雨災害・噴火等に対する備えとして「防災・減災」の取り組みを深化させ、NPO・行政・企業による災害支援のネットワークづくりにもつなげることができました。

国交省「地域づくり支援事業」 (2012年1月20日報道発表資料)

共通企画・関連企画

2011年7月 被災地支援・市民活動フォーラム
ボランティア・バスの運行(宮城県気仙沼市大島)
2011年8月 ヒューマンドキュメンタリー阿倍野2011映画祭
2011年10月 エイブルアート関連企画・シンポジウム
「無縁社会から共に生きる社会へ~大震災後の地域づくりを探る~」
2011年11月 被災避難者支援「ひらかたパークで遊ぼう!」企画
2012年2月 被災地支援・市民活動フォーラム
被災避難者支援「東映太秦映画村で遊ぼう!」企画
2012年3月 震災復興応援イベント「3.11 from KANSAI」
東北⇔関西 ポジティブ生活文化交流祭
2012年7月 広域避難者支援ミーティングin近畿
2012年8月 ヒューマンドキュメンタリー阿倍野2012映画祭
2012年9月 被災避難者支援「USJで遊ぼう!」企画
2013年2月 東日本大震災・復興支援市民活動フォーラム
2013年12月 「東日本大震災 支援団体の相談力アップ講座」
2014年3月 シンポジウム『東北の「今」と「未来」のために、関西からできること』
2014年12月 フォーラム「災害支援に活かすNPOの力~いざという時の見える関係づくり」
2015年2月 シンポジウム 『阪神・淡路大震災20年、これからの協同組合の役割』
2016年5月 《5・20 緊急報告会》「熊本地震」支援活動の現状と課題 ~発災から1ヶ月、関西からの支援を考える~
2016年7月 第3回ゆめ風であいましょうin大阪 近畿ろうきん「社会貢献プロジェクト・すまいる」 <サポートV報告会&感謝と希望の集い>
2017年1月 熊本地震シンポジウム「支援団体が備えておくべきこと」
2017年7月 第4回ゆめ風であいましょうin大阪<サポートV報告会&感謝と希望の集い> ~熊本地震から1年、東日本大震災から6年ありがとう。そして これから ~
2018年1月 シンポジウム「災害時におけるコミュニティラジオの役割」熊本震災での教訓を踏まえて ~確かな情報を伝えるために~